めちゃくちゃリアルな実家の片付け本です。全ページ漫画なんですが、とにかく親が片付けを嫌がります。でも、その裏にある親の本音がとても丁寧に描写されている。事前にこの一冊を読むだけで親と揉める確率を大幅に下げることができます。
「親の健康を守る」と題されている通り親の健康のために片付けることを目的とした本。特筆すべきなのは、「捨てるのをとにかくイヤがる親」に
モノを捨てさせるために、どんなセリフを使ったらいいのか
効果てきめんな方法が書いてあってとても良いです。これ一冊持っておくだけで、実家の片付けの成功率が格段にあがる。
「まぁそのうち片付けたいんだけどねぇ」
と、親が言っていてあともう少しで説得できそうな場合にオススメな本。実家を片付けた実例の写真が多く掲載されていて、親の説得がものすごくしやすいです。
「はなれていても、できること」をテーマにかなり詳しく書いてくれています。実家が遠くて片付けなんてホント無理!って人にオススメ。
さて、少し視点が変わって今度は「親が読む」といいなと思った本。タイトルは「親ともめずに」と書いてありますが、親が死んだあとの遺品整理の話がかなり詳しく書いてあります。これを親が読むと「子供に迷惑をかけたくないから生前整理したい」と、実家の片付けに賛同してくれるかもしれません。
さて、最後の手段。捨てずに物に囲まれながらすっきり暮らす方法を解説した本です。私もそうでしたが、絶対にもう使わないのにモノを捨てるのが本当にイヤだというタイプの人はいます。親がそのタイプであれば、この本でモノを捨てずに実家の片付けをするのがオススメ。
さてこれは番外編。かなりショッキングな内容のエッセイ漫画です。
著者の女性は2年間、お母様の家を片付けるんですが、その家は散らかっているとかそういうレベルではないです。著者の方の苦労を思うと本当に心がつらくなります。あらすじがもうかなりショッキングなので、ちょっと伏せます。読むともう呼吸ができなくなるくらい凄まじいです。
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キッチンにはびこるカビ、部屋中を走り回るネズミ、使いもしない冷蔵庫が4台、腐ったゴミ、ゴキブリの卵、スープに浮いているゴキブリの油、ベランダには小鳥の死体、流されず固まって便器にこびりついてとれない排泄物。そんな家の片付けをする娘さんを描いたすさまじい実家の片付けマンガです。エッセイ漫画(つまり実録)なので、かなりリアル。ラストシーンも意外でした。